花粉症はどこで相談すべき?失敗しない花粉症の病院の選び方

くしゃみと鼻水が止まらない、花粉で目がかゆい、病院をどのように選んでいいのかわからないと悩んでしまう方は多いといえます。

そこで、今回は花粉症の種類やそれぞれ病院ごとの対応の違いなどにふれたうえで、花粉症の病院選びに役立つポイントを詳しくみていきましょう。
治療を行う際の参考にしてみてください。

花粉症とは

花粉症とは、鼻や目の粘膜に付着した花粉に引き起こされるアレルギー反応のことです。
くしゃみや鼻水、鼻づまりだけでなく、目の痒みなども引き起こします。

ちなみに、日本では花粉症に罹患した人の多くの原因がスギ花粉によるものとされています。
日本全国の面積のうち12%はスギであることから、全国各地で罹患しやすい状況となっているためです。
(スギ以外でも花粉症にはなります)

※参照元:厚生労働省|花粉症の原因

花粉症の原因

花粉症は、鼻や目の粘膜から侵入した花粉を異物と認識するために起こる免疫反応の結果生じます。

加えて、花粉症の原因となる植物の種類は60種類にも及ぶものの、一過性のアレルギー反応であるため、時が過ぎれば治療することなく症状が治まります。

ちなみに、免疫力が下がると罹患しやすくなるため、適度な運動やストレスの解消などが花粉症の対策となりえます。

花粉症の病院を受診するタイミング

花粉症の治療を受けるタイミングは、以下の項目を目安にしましょう。

  • 透明な鼻水が出る
  • 目の痒みが出ている
  • 連続してくしゃみが出る
  • 花粉が飛散する季節である

風邪と症状が似ているものの、鼻水の色や罹患しても熱が出ない点などから花粉症と判断することが可能です。
加えて、花粉症に罹患した場合は、明らかに鼻水の出るタイミングが多くなるなどわかりやすいサインが出るため、すぐに病院を受診すると良いでしょう。

また、スギ花粉は2月から4月がピークであるものの、イネなども含めるといつでも花粉症に罹患する可能性がある点には注意が必要です。

花粉症の検査

花粉症

花粉症の検査は、以下の6つの方法があります。
アレルギー反応によって生じる細胞や抗体が増加しているかどうかを調べる検査です。

  • 血液中に好酸球が含まれているか測定する血液好酸球数検査
  • 鼻水の中に好酸球が含まれているか測定する鼻汁好酸球数検査
  • すべてのアレルゲンに対するIgEを測定する血清総 IgE検査
  • 腕に微量のアレルゲンを打つ皮膚テスト検査
  • アレルゲンごとの抗体である特異的IgEの量を1つずつ測定する血清特異的IgE検査
  • 抗原と思われる花粉エキスを鼻の粘膜に張り付ける抗原誘発テスト検査

花粉症の原因となるアレルゲン物質が何なのかを特定し、それぞれに合った治療方法を行うためにも大切な検査だといえます。

花粉症の種類

花粉症は植物の種類によって、出現する症状の特徴が異なることがあります。
スギ、ヒノキ、イネ、シラカバ、ブタクサなどの花粉症を引き起こす5つの植物の特徴を詳しくみていきましょう。

とくに、スギ花粉によって花粉症となる方が多いものの、発症原因はスギだけではありません。

①スギ

日本人の多くの方がスギ花粉によって花粉症に罹患する理由は、前述したように全国的に成熟したスギの面積が多いためです。
そのため、花粉の飛散量も他の植物と比較して多く、日本人の7割の花粉症はスギが原因といわれています。

罹患した場合の症状は、鼻水やくしゃみ、目の痒みだけでなく肌荒れを引き起こすこともあります。
ちなみに、2月から4月にかけて飛散量が最も多くなる点にも注意が必要です。

②ヒノキ

全国的に広く分布しているため、広範囲に花粉が飛散します。
ヒノキ花粉によって引き起こされる花粉症の症状は、鼻水やくしゃみがメインとなるものの、頭痛や肌荒れなどです。

また、飛散し始める時期がスギと重なるため、スギとヒノキ両方の花粉によって花粉症となる方も少なくありません。
風邪を引いていないにも関わらず、透明な鼻水が出るようであれば、重症化する前に病院の受診を行いましょう。

③イネ

樹木ではないものの、イネ花粉も花粉症の原因となります。
イネの場合は、田に近づかなければ防げるため、住んでいる場所によっては全く気にしなくても問題ありません。

しかし、イネ花粉によって花粉症となった場合は、小麦を摂取することでイネ科花粉症の症状が悪化することもある点に注意が必要です。

ちなみに、イネを代表としましたがカモガヤ、ネズミホソムギなどでも同じような症状が現れます。
加えて、花粉が存在している時期が4月から11月と長いため、夏に透明な鼻水やくしゃみが出るなどの症状の場合、イネによる花粉症の可能性がある点に注意しましょう。

④シラカバ

シラカバ花粉は北海道の方が花粉症を発症する最大の原因です。
シラカバはとくに北海道に多く、花粉の飛距離が数十キロにも及びます。花粉の飛散のピークは4月から6月です。
 
シラカバのアレルゲンであるタンパク質とリンゴやモモなどの果物に含まれるタンパク質は似ています。
そのため、シラカバ花粉症の人がこれらの果物を食べた際に、口腔アレルギー症候群(口の中や唇が腫れたり、喉がイガイガするなどの症状)を発症することがあります。

⑤ブタクサ

ブタクサ花粉は8月から10月にかけて飛散量のピークを迎えます。
花粉の飛距離は比較的短く、近づかなければブタクサ花粉によって花粉症を発症することは少ないといえるでしょう。

花粉症に罹患した場合は他の花粉症と同じく、透明な鼻水やくしゃみ、肌荒れなどの症状を発生させます。
ちなみに、ヨモギやカナムグラもブタクサ花粉と同じく喘息を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

花粉症治療の病院の種類

花粉症の治療を行うにあたって病院の種類を把握しておきましょう。
花粉症の場合は、診療所・クリニック・医院や私立病院・公立病院・大学病院が選択肢となります。

①診療所・クリニック・医院

  • 耳鼻科・アレルギー科で検査・治療が可能
  • 料金に関して、受診する場所によって変わるため注意が必要
  • 対症療法がほとんどであるものの、的確な治療薬を出してくれる
  • とくに重度のアレルギーなどの場合、原因を特定し根本的な解決に導くことができる
  • 診察によって、早めの薬の処方が必要な場合、対処しやすい

②私立病院・公立病院・大学病院

  • 検査から治療・手術まで可能
  • 手術も含めて総合的な相談がしやすい
  • 花粉症が治っても鼻づまりがいつまでも治らない場合、手術を行うことで解消することができる
  • 自分に合わせた治療方法を行いやすく、すぐに症状を収めたい場合にも活用できる
  • 紹介状が必要になることが多い

花粉症に対して、薬物による治療を行える場所は多いといえます。
手術ができるかどうかは場所を選ぶ必要があるものの、症状の緩和であればほとんどの病院で可能です。

しかし、重度のアレルギー症状であれば対応できるのは、規模の大きい病院かアレルギー科しか選択肢がない点に注意が必要です。

花粉症の病院選びの際に重視する点

ポイント

花粉症の治療について複数の病院で迷っている場合は、アクセス・治療のコスト・医師との相性などのポイントを意識して選択することが大切です。

評判はGoogleマップ、治療内容は公式ホームページなどにも載っているため、判断材料の1つにしてみてください。

①アクセス

行きやすい場所を選択しましょう。
クリニックなどであれば、場所によるものの、自宅の近くに点在しているケースも少なくありません。

自動車・徒歩・公共機関など、通いやすい病院を選択することが大切です。
例えば、自動車を保有している場合や公共交通機関の使い勝手が良ければ、クリニックだけでなく、規模の大きい病院も選択肢に入ります。

また、診察時間や曜日なども細かくチェックする必要があります。
とくに土日休みなら土曜日の対応が可能かどうかなど、自分の休みと病院の休みが重ならないように注意しましょう。

②治療のコスト

花粉症の治療料金は診察する病院によって、変化します。
薬剤の処方だけであれば、そこまで大きく変化しないことが想定されるものの、手術と減感作療法を行う場合はよく料金を確認しましょう。

減感作療法は数年の時間を要するだけでなく、通院回数も数十回となるため前述したアクセスのしやすさも検討しなければなりません。
加えて、内服薬だけでなく、注射による治療(ゾレア)など治療方法の選択も大切です。

ちなみに、減感作療法で治療を行った場合、最終的に薬剤が不要・微量で済む体質に変化するため、薬剤治療よりも安価となる点は把握しておきましょう。

③医師との相性

花粉症に対する治療方針は、病院が違っても大きな違いはありません。
例えば、薬剤による治療の場合は、医師との相性がそれほど良くなくてもその時間さえ乗り切れば、症状を軽減できます。

しかし、前項でもふれた減感作療法を行う場合、数十回は病院に通い続けることになります。
そのため、治療内容に問題がなかったとしても行くたびにストレスを感じるようであれば、継続して通い続けることが難しくなってしまうでしょう。

そのため、薬の処方とは別に根本的な治療を望む場合は、医師との相性が大切になります。
自分の意見がはっきりいえる、そのうえで必要な対処を行ってくれる医師を探すことを意識しましょう。

花粉症の病院選びのためのチェックリスト

チェックリスト

花粉症の病院を選ぶときには、以下のようなポイントを参考にしてみてください。

  • アクセス
  • 治療のコスト
  • 医師との相性
  • 病院の評判

それぞれの項目をチェックする際、まずはアクセス面から検討していきましょう。
近い・遠いといった距離の問題だけでなく、車や公共交通機関などの要素も含めて通いやすいかどうかを検討することが大切です。

気になっている病院に関しては、治療内容からチェックし、自分に必要な内容かイメージすることからスタートしましょう。

例えば、薬物治療であればクリニック・病院ですぐに対処してくれます。
薬物以外だと手術や減感作療法、対スギ花粉アレルギーの方に行うゾレアなど自分に必要な治療方法から病院を絞ることが大切です。

また、長期的な治療を行うケースは少ないものの、数十回単位で通院する場合は、医師との相性も大切になってきます。

まとめ

花粉症の治療を行う場合、選択する病院の規模によって治療内容が変わります。
薬剤による治療であれば何処でも受けられるものの、重度のアレルギーや手術、ゾレアが必要な場合、施術できる場所が限られる点に注意が必要です。

また、病院を選ぶ際には、根本的な治療が必要かどうかによってアクセスの基準や医師の相性が重要となってくるため、完治が必要なのか、薬による対処だけでいいのかも自分で判断しなければなりません。

以上お読みいただきまして、少しでも花粉症治療の病院選びの際にお役に立てましたら幸いです。

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